(二)基地建設
長期的な取り組みを経て、駐日米軍基地が日本各地にあまねく分布している。基地の数は多く、機能が全面的であり、かつ配備されている兵力が大規模で、高い作戦能力を誇る。そのうちF-22ステルス戦闘機が配備された嘉手納空軍基地、V-22「オスプレイ」が配備された普天間基地、楚辺通信所などによって形成される基地群は、米国のアジア太平洋軍事戦略の重要な支柱とされている。原子力空母ジョージ・ワシントンが配備された横須賀海軍基地は、米国第七艦隊の母港・駐日米軍海軍司令部の所在地であり、米国本土以外で空母の大規模な修理が行える、太平洋地域で唯一の場所だ。
これらの基地を拠点とし、米日は「平時の協力、日本の有事の際の協力、周辺事態発生時の協力」という三大協力メカニズムを構築した。
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