広東省は今年下半期、物流業者の小包を対象に、実名制を試験的に導入することを検討しているという。気になる企業や個人情報の保護に関しては、最新の科学技術を採用して対応する。広州日報が報じた。
小包をめぐる詐欺に注意
1.「郵便局に違法薬物が入った小包があるのですが、あなたのものですか?」。こんな電話がかかってきたら100%詐欺だ。広東省公安庁禁毒局の王均科・局長は、「本当に違法薬物が入った小包を発見したら、公安部門は電話で確認するようなことは絶対にしない。そうすれば、内密情報を漏らすことになる」と指摘している。
2.空港で知らない人から荷物を絶対預からない
26日の国連が提唱する「国際麻薬乱用撲滅デー」を前に、同省の禁毒(麻薬撲滅)委員会や公安庁、裁判所、食品・薬品監督管理局、文化庁、税関などは24日、共同で記者会見を開催した。今年の同省のテーマは「合成麻薬を拒絶し、平和な広東省を作り上げよう」。近年、物流業者を通して違法薬物を郵送し、密輸売買する手口が横行しているといい、同省の関連の部門は、今年下半期に郵便物の実名制配送を、導入することを検討している。
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