日本で数年アルバイトをすると、日本の企業が我々と同様、企業文化や職業モラルなど「ソフト面」を重視していることに気づいた。しかし日本企業の「ソフト面」に触れた後、こまやかに振り返ると、その機能は経営者の社員に対する「洗脳」教育プログラムのように感じた。「北青網」が伝えた。
私がアルバイトをしたのは中部地方に実在するI株式会社。電子測定機器などを製造している。工場は大きくない。ハード面は実にしっかりしており、ソフト面も悪くない。社内に入ると、壁に「社是」「社風」「社訓」あるいは「組織風土」「経営理念」「行動方針」などの標語がかかげられているのが目に入る。標語の内容はいずれも、「技術、精進」「お客様第一」「人間には誰でも改善の能力があり、あらゆる事には改善の余地がある」などの内容だ。このような標語を目にすると、故郷・中国で大言壮語を見慣れた私は、日本人も形式的な事が好きなのだと思い、会心の笑みを浮かべてしまった。
I株式会社では自分以外に4人の中国人アルバイトがいた。仕事内容は材料運搬の肉体労働だ。当初は一同に、自分達は下働きだし、日本人でもないため、「洗脳」を受けることはないだろう、と高をくくっていた。まさか数日後、日本企業経営者がいかに「社員教育」を行うのかを体験するとは思いもしなかった。、日本企業が「優良社員」を育て上げるさまざまな手段を肌で感じた。
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