
(資料写真)
天津で22日早朝、天津蔡さんは撮影した写真を無料メッセンジャーアプリ、微信の友達グループに送信しようと試みたが、どんな方法を使ってもつながらなく、「携帯電話に問題があるのかと思ったが、ログアウトしてからログインを何度もやり直したり、携帯電話の電源を切って再起動しても同じだった。」と蔡さんは語った。
これと同時に、天津のある事業団体が利用していた微信のビジネスグループも使用不能に陥ったことから、仕事関連の画像を微信グループによく発信していた張さんは頭を悩ませた。
騰訊微信は間もなくして、新浪公式マイクロブログに「サーバーの基本ネットワークの故障によって、お客様の微信は一時的に送受信にトラブルが生じる可能性があります。当社は現在、懸命に復旧作業を行っています。皆様どうかしばらくの間、お待ち下さい。」と最初の公告を掲載した。その後、微信の顧客サービス部門は、騰訊公式ウェブサイトに「行政上の道路工事によって通信ケーブルが切断されたため、微信ユーザーは広範囲においてログインが困難になっていることが判明しました。」と声明文を相次いで掲載した。
中国互聯網協会の石現昇副秘書長は、新華社記者の取材を受けた際に、事故発生現場は上海浦東新区で、工事によって切断された光ケーブルは中国聯通が設置したもので、同日午後2時頃に正常に復旧した、と述べた。
スマートフォンを利用したモバイルインターネットが全面的に普及した今日、微信は無料で迅速などのサービス特徴によって、何億、何万人というユーザーの人気を勝ち取ってきた。今回のようなサービスの中断で、 ユーザーの損失をどうするのかという課題が浮き彫りになった。
騰訊が全力で開発した「戦略的サービス」微信は、この2年間に急成長した。2011年1月21日にサービスを開始した微信は、2012年3月にユーザー数が1億人を突破したが、現在はユーザー数が4億人に迫まる勢いだ。このうち海外版微信の登録者数数は7,000万人を超えている。
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