つまるところ、中国の抗米援朝は家を守り、国を守り、平和を守るための戦いだった。朝鮮北南双方の命がけの戦いは、祖国統一のための戦いだった。米国の軍事介入は、「共産主義の拡張」を阻止し、アジアでの覇権を拡大するための戦いだった。戦争の結末として、朝鮮半島は冷戦構造に戻った。
朝鮮戦争を忘却してはならないのは、今日に対しても警鐘を鳴らす意義があるからだ。休戦から60周年、朝鮮に真の平和はまだ訪れていない。60年前の武力による統一実現のもくろみは目標を達成しなかったし、60年後の今日も武力による朝鮮半島問題の解決は目的を達成し得ない。
冷戦を繰り返してはならない。誤った戦略判断は全力で回避すべきだ。朝鮮半島問題解決の根本的な道は対等な対話と交渉にある。朝鮮半島の統一は朝鮮半島北南人民の力で解決するほかない。朝鮮半島に一日も早く平和が戻ることを願う。
「人民網日本語版」
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