楊氏は「全体から見れば、どの病例も顕微鏡検査の後、病理と病変の傾向を総合的に分析するとともに、病気の原因と感染の割合も分析している。これは比較的詳細な解剖報告書だ」と述べました。
「Q報告」の解読を通して楊氏は、「731部隊は細菌兵器の研究と実験を行ったと同時に、医学的に病理解剖と研究も行い、その目的は日本の侵略戦争のためであり、完全に医学論理と人道主義に背いている」との見方を示しました。
また楊氏は「Q報告」は解剖器官がすべて揃い、データが詳細なことから、731部隊はこの報告を重要な医学データとして、ペスト感染の程度と器官病変の詳しい状況を知ることができ、731部隊が細菌武器の研究、細菌感染の効果、細菌の種類と量の選択などを行うにあたり重要な参考を提供したと判断することができるとしています。
さらに楊氏は「『Q報告』は731部隊が疫病防止を名目に、細菌感染研究を実施した歴史的事実を暴露するもので、731部隊が中国侵略戦争時に人体解剖を実施した直接の証拠でもある」と述べました。
「中国国際放送局」
|