安倍首相はまた、2009年から中断している日本とGCCとの自由貿易協定(FTA)交渉の早期再開を提案する。共同通信によると安倍首相は24日午後、バーレーンのハリファ首相と会談し、日本とGCCとの閣僚級戦略対話の再開について合意。9月の国連総会開幕時に戦略対話を行なうことを確認した。
ペルシャ湾とアデン湾は日本にとって海上エネルギー供給の生命線と言える。安倍首相は今回の訪問で湾岸諸国と海上交通路の安全を確保することを望んでいる。日本メディアは、バーレーン、クウェート、カタールとの首脳会談で、事務レベルの安全保障対話の創設で合意すると見ている。
日本は2009年から護衛艦2隻とP3C哨戒機2機を派遣して民間船舶を保護している。現在日本政府は海上自衛隊の活動を「海賊取締りの警察活動」と定義し、集団的自衛権の行使ではないとしている。時事通信は24日、安倍首相の中東訪問の目的の1つは集団的自衛権の行使容認に向けた環境づくりだと指摘した。
また、クウェート、カタール、ジブチは2020年夏季五輪開催都市の投票権を持つ国際オリンピック委員会メンバー国だ。開催都市の決定まであと2週間たらずという重要な時期のこの訪問には、東京をアピールし、各国の支持を取りつける狙いもある。
「人民網日本語版」
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