◆中国市場への過度な依存
ヤム・ブランズはこのほど、「H7N9型鳥インフルエンザが4月上旬に発生し、ケンタッキーフライドチキンを含む鶏肉を使用した商品の需要が大打撃を受けた」と表明した。しかし鳥インフルエンザ発生前にも、昨年末に伝わった「即席鶏」(抗生物質やホルモン剤を投与して短期間で成長させた鶏)のスキャンダルが、ケンタッキーの業績に悪影響を及ぼしていた。
中国市場はヤム・ブランズの世界における極めて重要な成長源だ。ヤム・ブランズの2012年第4四半期業績報告によると、ヤム・ブランズのケンタッキー、ピザハット(宅配を含む)、東方既白の店舗数は、2012年第4四半期現在で17%増の5275店に達した(そのうちケンタッキーが4260店)。2012年通年の中国区の営業収入は約69億ドルに達し、ヤム・ブランズの世界営業収入の50.6%を占めた。
ヤム・ブランズの業績は昨年末より中国市場に足を引っ張られており、中国市場への過度な依存が業績低迷の主因と分析されている。
「人民網日本語版」
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