■「平和」は見せかけで、本当は「武力乱用」
特定秘密保護法から集団的自衛権に関する解釈改憲まで、安倍首相は就任以来独断専行し、歴史を逆行させる行為を次々としてきた。今回力強く推し進めている新安保法案も鮮明な個人色を帯びている。安倍首相が集団的自衛権の行使容認を推し進めるのは、対外武力行使の障害を取り除くことが根本的目的だとの分析がある。
日本各党が今月17日にNHKの番組で討論した際、政界からは「歴代自民党政権はいずれも憲法は集団的自衛権の行使を禁じていると言明してきた。集団的自衛権の行使容認は憲法の破壊だ」との懸念の声が上がった。日本弁護士連合会の長村越進会長も、新安保法案について「平和国家としての日本の国のあり方を根底から覆すものだ」と指摘した。
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