今年1月、米国・ネバダ州ラスベガスで、世界最大の家電見本市コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が開催された。会場では、海信集団(ハイセンス)が次世代ULEDテレビ(シーンエンジン・テクノロジーを装備し、精密バックライト制御とビデオイメージ・アルゴリズムのイノベーションで100万対1のコントラスト比を実現した次世代テレビ)とレーザーテレビを満を持して初公開し、同業他社に高く評価された。韓国のメディアなどは、「レーザーディスプレー技術で、海信は韓国人の先を行っている」と驚きの声を上げた。「人民日報」が伝えた。
現在、海信は欧州と米国に研究開発センターを設立し、南アフリカ、エジプト、メキシコ、アルジェリア、チェコにそれぞれ生産拠点を設けており、海信ブランドは世界で確立されたといえる。青島海信国際営業販売株式有限公司の方雪玉副総経理(副社長)は、「米国では、海信は独自ブランドでコストコ、ベストバイ、ウォルマートなどの主要販売ルートに乗った初の中国ブランドとなり、欧州では売上高が3年で8倍に増えた。テレビのシェアがオセアニアでは2位、南アフリカでは3位、メキシコでは3位だ」と話す。
2014年の海信の輸出額は26億ドル(約3227億円)に達し、このうち半分以上を海信ブランド製品の輸出が占める。過去7年間で独自ブランドの海外での売上高は19倍に増えた。
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