■株や預金がある中国人、甘い汁を吸う
大幅な為替レートの下落によって、同額の人民元をより多くの円に変換できることから、一部の中国人は甘い汁を吸っている。日を追うごとに人気が高まりつつある代理購入業も多くの中国人にかなりの利益をもたらしている。最近の代理購入は、日用品がよく売れるだけでなく、高級品や薬品の人気も高まっている。
日本で代理購入業を営む武さんは、「同じコーチのバッグが中国の公式サイトでは3000元で販売されているのに対して、日本の楽天では税込約3万2000円で販売されている。円安のため、1円=0.05元で換算すると、人民元で約1700元となる。価格差はほぼ2分の1で、知り合いなら2000元でも売れる」と語る。
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