国際通貨基金(IMF)の統計によると、過去10年間のBRICSの世界経済成長に対する寄与率は50%を上回る。IMFが今年発表した「世界経済見通し」によると、BRICSの経済成長率は先進国、および世界平均を上回り、世界経済成長への寄与率はますます高まっている。
シンガポール南洋理工大学ラジャラトナム国際研究院のEi Sun Oh研究員は、「世界経済が低迷を続ける中、今月8日から9日にかけて、ロシア・ウファでBRICS首脳会議が行われる。これにより、経済状態が比較的良好な新興国家がより大きな役割を果たし、BRICS諸国がそれぞれの地域の経済成長をけん引できるようになるだろう」と指摘する。
経済の高度成長には良好な国際環境が不可欠だ。中でも重要なのが、BRICS諸国間の経済貿易協力だ。ブラジル・リオデジャネイロ連邦大学の教授は取材に対し、「BRICS諸国は引き続き枠組み内での協力を推進し、相互間の輸出入の多様性を拡大し、貿易の便利化を促進していくべき。BRICS諸国は世界経済の新たな成長点となり、影響範囲を絶えず拡大していくだろう」と述べた。
「人民網日本語版」
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