中国刊行の『侵華日軍「慰安婦」問題研究』(中共党史出版社2012年刊)は、中国各省の日本軍慰安助調査資料を明らかにしている。『鉄蹄下的血雨腥風――日軍侵瓊暴行実録』(海南出版社1995年刊)、陳祖梁『血霧迷茫――滇緬抗日及日軍罪悪掲秘』(雲南美術出版社2004年刊)などは中国各地での調査の進展を示している。2014年に吉林省公文書館は関東軍と日本人戦犯に関する資料を公開し、日本軍「慰安婦」制度の事実を人々に知らせた。
文書資料以外に、歴史の証人、一部元日本兵を含む国内外の生存者多数の証言がこの野蛮な制度の存在を証明している。日本軍第117師団中将師団長鈴木啓久の1954年7月の供述「1941年10月から1942年10月までの間、天津唐山地区で経済封鎖を実施し……各駐屯地に慰安所を設立し、婦女60人を捕まえて慰安婦として姦淫を行った」。
今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年だ。かつての戦争の策源地である日本が過去の戦争の罪を真剣に省察せず、あれこれと言い逃れをし、詭弁を弄しているのは遺憾であり憤りを覚える。現在、日本の「慰安婦」制度の罪は日増しに世界の知るところとなっている。罪を完全に認め、深く反省するしか正しい道はないということを日本の一部の人々に忠告する。
「人民網日本語版」
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