中国で資産規模が上位にランクされている中国工商銀行、中国農業銀行及び中国交通銀行は27日、2015年の中間実績報告を発表しました。中国銀行業の主な経営指標とされる純利益の伸び幅はいずれも大幅に下落したことが分かりました。
2015年上半期、中国工商銀行は国際財務報告基準に則って、2366億元(約4兆5000億円)の引当金繰入額控除前の利益を実現させ、前年同期と比べて8.4%増加しました。しかし、前年同期と比べて引当金繰入額が178億元増加したため、その純利益は1494億元となり、伸び幅は僅か0.7%にとどまりました。
一方、中国農業銀行の2015年上半期の純利益は1045億6400万元と、前年同期と比べて0.5%増加しました。また、中国交通銀行の純利益は前年同期比で1.5%増の373億2400万元となっています。
半年前、3行の2014年年間純利益はまだ、5%~8%の伸び率をキープしていました。
「中国国際放送局」
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