▽専門家の視座
日本中国語ガイド協会の劉剛名誉会長は、「与党の業績と経済振興にかかわるため、日本政府が中国人観光客にぜひ来てもらいたいと思っているのは当然のことで、民間も、特に観光産業と関連産業ももみ手をしながら歓迎する。だが中国人観光客にはさまざまな人がおり、行動もいろいろだ。日本人はあまり感情を表に出さず、相手に気まずい思いをさせないのが普通なので、その結果、一部の観光客がますます放埒にふるまうことになる。中国人の団体ツアー参加者はこのことを知っておくべきだ。フリーツアーの人は一般的に郷に入れば郷に従えを心がけているため、歓迎もされるし評判もいい。時間が経つにつれて、日本を訪れる中国人観光客のイメージは日々好転していくだろう」と話す。
また劉名誉会長は、「中国人観光客は人数が大幅に増加しており、日本の観光業者や都市の設備、また日本人の心の準備などにとって未曾有の体験となっている。一部の観光客の不適切な振る舞いや言葉の壁が、こうした圧力をさらに大きくしている。中国人観光客が自分たちのイメージをよくして、さらによいサービスを受けたいなら、自分自身をもっとよく振り返ることが必要だ。旅行の目的は何かなどを、よりしっかりと考えることが必要だ」と話す。
「人民網日本語版」
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