
事業用不動産サービス大手・シービーアールイー(CBRE)のまとめによると、中国企業や投資家などによる海外不動産投資は今年1-6月の累計で66億米ドルに上った。アジア全体の3分の1を占め、44億米ドルだった2位、シンガポールの1.5倍に相当する。
世界の不動産市場で、15年第2四半期にアジアからの投資額は前四半期比8.9%の100億米ドルだった。投資は主に欧米に集中。投資先国別で米国が61億米ドル、英国が44億米ドル。欧米以外では、オーストラリアのシドニー、メルボルンも人気が高い。
一方、アジア域内での投資は40%減少した。
中国の海外不動産投資では、米国への投資が全体の5分の1を上回った。投資先都市をみると、ロンドンが優位を維持。英国への投資では85%がロンドンに流入したという。2015年上半期でロンドンはアジアから38億米ドルの投資を獲得。ニューヨークはそれにつぐ37億米ドル、シドニーは3位で22億米ドル。このほか、ホテル買収が盛んに行われた。買収額はあわせて58億米ドルに上り、アジアの海外不動産投資で約3割を占めている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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