9月3日、中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周年大会において、習近平主席が中国政府を代表して中国軍隊の30万人削減を発表した。北京軍区空軍副政治委員で少将の余愛水氏は「チャイナネット」の取材に対し、「アメリカのアジア太平洋回帰や日本の平和憲法改正のもくろみ、南中国海や東中国海での緊張した情勢などの背景の下、中国が平和の誓いを宣言したことで、責任ある大国としての矜持を十分に体現した。世界平和を守るための模範を見せた」と述べた。
余愛水氏は取材に対し、9月3日の軍事パレードという世界の注目が集まる厳粛な場において、習主席が30万人の兵力削減を宣言したことには3つの意義があると述べた。
「まず国際社会に対して明確かつ力強く、中国が平和を愛していることを伝えることができた。中国は軍拡競争をしない。軍事パレードは力の誇示でもないし、ましてや他国に対する威嚇でもない。平和は大事にするべきであり、守るべきものだ。一定かつ必要分の力を持ってこそ平和を守ることができる。国際社会において、中国は一貫して平和を主導する大国だった。中国の軍事力が強くなることは、世界平和の希望と等しい。中国の軍事力は増強するが、不義の戦に兵力を傾けることはないし、常に軍縮に取り組んでいる。建国以降、中国は4度にわたって大規模な削減に取り組んできた。今回の削減を含めれば、軍隊の規模削減は400万人以上に達する」。
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