
第三に、国際政治と世界情勢を分析した場合、アメリカのアジア太平洋回帰政策、日本の平和憲法改正による戦後体制変更のもくろみ、南シナ海や東シナ海での緊張した情勢などが存在している。対外的な安全が脅かされ、軍事増強圧力が強まる中での削減宣言は、中国の矜持と姿勢を十分に示すものだ。余愛水氏は、「この決心と行動は、他の国ではできないことだ。普通、このような情勢下では兵力の増加はあっても削減はありえないだろう。しかし中国は全世界に模範を示すため、世界に先駆けて兵力削減を選択した。共に覇権に反対し、戦争に反対し、武力の使用に反対しよう。世界に対して平和発展と協力による共通利益を享受しよう。それこそが、責任ある大国としての度量と気概なのだ」と述べる。
また同氏は、「中国が国防力を発展させるのは、反ファシスト戦争勝利の果実と国際秩序を守るためだ。平和外交を堅持し、正確なる国際問題処理の模範となることだ。中国の強大化と発展は、中国人民の夢であるだけでなく、世界にとってのボーナスでもある。中国を模範とする国際時代はすでに到来している。どんな力も阻むことはできない」と述べている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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