同駅は現在、カザフスタンの多くの物流企業や駅と業務提携関係を結んでいる。両国の交通輸送協定の精神に則り、双方の車両は規定に基づき駅に入り、確認のうえ相互に発車する。発車時間と運行スケジュールは、1年の四季を通じて固定される。乗客が非常に少ない時でも、ダイヤ通りの運行が保証されている。
中国側の物流企業代表者として、古駅長は先ほどウルムチで開催された「中国・パキスタン・キルギスタン・カザフスタン4カ国の越境運輸協定・技術検討会」に出席した。古駅長は、「『一帯一路』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)戦略を背景とし、新疆ウイグル自治区の地理的メリットと国際大ルートとしての力を十分に発揮することには、企業の経営効率を高める重大な意義がある」と話した。
中国交通運輸部運輸サービス司の王水平副司長は、「各国間の便利な通行の問題を解決するため、4カ国の運輸協定はより良い発展の場となる。シルクロード経済ベルト沿線諸国の貿易の成長を実現するためには、多国間の越境運輸の問題を解決し、国際運輸大ルートとしての力を十分に発揮しなければならない」と指摘した。
新疆の特殊な地理的環境により、出入国する80%の貨物は国際道路を使い輸送しなければならない。「一帯一路」の西に向けた開放戦略において、国際輸送は中国内陸部が欧州に向かうための重要なランドブリッジ連結ルートになっている。
中国交通運輸部の統計データによると、新疆全域の道路の全長は2014年末時点で17万キロに達した。新疆は現在、隣接する5カ国の15の税関との間に、107本の乗客・貨物輸送路線を開通させている。そのうち乗客輸送路線は53本、貨物輸送路線は54本。重点都市を中心とし、辺疆の税関を中継拠点とし、辺境地域を網羅し周辺諸国に広がる国際道路輸送ネットワークが形成されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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