2.調査を深く行い証拠を何度も追求し、メディアの責任感を強める
中国宋慶齢基金会の井頓泉常務副主任は次のように話した。「相手国のマイナス報道は読者に拡張される可能性があり、両国関係に悪影響を及ぼす。そのため、両国のメディアは責任感を強め、調査を深く行い証拠を何度も追求する必要があり、聞いたことをすぐに報道したり、確認できていないことを報道してはいけない」と述べた。
2.題材を発掘し、ストーリーをまとめ、報道を面白くする
趙啓正氏は、メディアの中日両国民への影響のほか、両国のエリートやシンクタンクのメディアへの影響も見る必要があるとした。社会科学者、エリート、シンクタンクの研究の成果は学術発表されるだけでなく、両国の政府や民衆とも連動させ、影響力を高めるべきだが、これらの学術作品は通俗性と実用性を備えていなければ広く受け入れられず、両国民に大きく影響を与えることはできない。
3、客観的、公正的、全面的に報道し、メディアの職業モラルを高める
中国社会科学院日本研究所研究員の金瑩氏は、中日両国民の間にある認識の溝はまず情報の溝によるものであり、これにはメディアの客観的、公正的、全面的な報道が重要だとの見方を示した。金瑩氏は2003年のチチハル毒ガス事件に対する中日両国メディアの異なる視点からの報道を例に挙げ、「メディアには自身の立場があるが、歴史の敏感な問題に関わる際は基本的な職業モラルを持つべきで、『善』の角度からとらえ、『人』の立場に立つべきである。これは両国メディアが今後の報道と交流で考えるべき問題の1つである」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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