2015年ももうすぐ終わる。中国の指導者は今年も様々な国を訪問した。習近平国家主席と李克強総理は、合わせて13回海外を歴訪した。訪問したのは、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカなど四大陸の23カ国である。これにより、経済貿易の大きな取引、共同声明など、市場を上向かせるニュースを多くもたらした。中国政府はこの1年、素晴らしい外交成果を収めるだけでなく、一般市民にも多くのメリットをもたらした。

輸入製品価格が下がる――中韓、中豪の自由貿易協定が成立
2015年、中国の自由貿易戦略が大きく前進した。中韓、中豪の自由貿易協定が調印され、12月20日に発効した。中国アセアンのFTAレベルアップ交渉も集結した。中国とニュージーランドの自由貿易協定レベルアップ交渉も推進中である。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)では大きな進展があった。中日韓FTA交渉も加速している。中国とロシアとの協議では、中国と欧亜経済連盟の経済貿易協力パートナーシップ協定をまとめようとしている……。
多角的な自由貿易協定が人々にもたらす最も直接的な「福音」は、輸入商品価格が下がることである。中韓自由貿易協定を例に挙げると、協定発効日から対象商品が1回目の減税が行われ、2016年1月1日から2回目の減税が行われる。業界筋の予測では、韓国の輸入化粧品の価格は20%前後まで下がるとしている。中韓経済貿易の「ゼロ関税時代」がやって来るのだ。
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