海外の消費や投資が便利になる――人民元の国際化が加速
この秋、習近平氏のイギリスでの「スーパー公式訪問」期間、中国人民銀行はロンドンで50億元の人民元建て手形の発行を成功させた。中英両国の中央銀行が、通貨の互換協定に調印し、中国銀行はロンドンで正式に中国銀行ロンドン交易センターを始めた。ロンドンが人民元国際化の重要なプラットフォームになったのだ。また、世界金融およびビジネスの中心であるシンガポールも、人民元の国際化推進に賛意を示している。さらにチリでも、ラテンアメリカの人民元決算センターになりたいとの考えを示している。
11月末、人民元がSDRの通貨バスケットで10.92%の比率となることで、人民元の国際化は記念すべき第一歩を踏み出した。「世界日報」は、人民元が外貨準備通貨になれば、中国の人々は国外での消費や投資において大きな利便性が生まれると分析する。人民元だけでどこにでも行けるというのも夢ではない。
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