韓国外交部は26日、一部の日本メディアが韓日外相会談前に「馬鹿げた」情報を伝えたことを批判し、このような「輿論戦」を受け日本側の誠意を疑わざるをえないとした。
聯合ニュースによると、韓国外交部の尹炳世長官は28日、訪韓した日本の岸田文雄外相と会談し、慰安婦問題について交渉する予定だ。しかし両国の外相が間もなく会談するという情報が伝わると、複数の日本メディアは交渉の条件を報じた。これには元慰安婦の生活を支援する新基金に1億円を拠出し、被害者に安倍晋三首相の「お詫び」の気持ちの手紙を届けるといった、問題解決に向けた模索が含まれる。
26日付読売新聞は韓国高官の話として、韓国が日本側の要請に応じ、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦を象徴する「少女像」の移転を検討していると報じた。聯合ニュースによると、韓国外交部はこの情報が伝わると日本大使館の高官を呼び出し、この銅像は韓国の民間団体が設置したものであり、韓国政府がその運命を左右することはできないと伝えた。韓国は本件について日本側に抗議し、再発防止を求めた。
韓国外交部の趙俊赫報道官は同日、記者団に対して「日本メディアによる一部の情報には、確かな根拠がない」と述べた。
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