【中国:対話のカード】
朝鮮半島情勢が悪化し、各国が動きを見せる中、中国は自国の切り札を出した。
これは「韓国にせよ朝鮮にせよ、自国で開発しようと外国から借りようと、半島に核兵器があってはならない」「半島で戦争と混乱を起こしてはならない。中国は他国が玄関口で武力を用いることを認めない」「中国の正当な安全の利益は侵されてはならない。朝鮮を叩きながら中国を狙ってはならない」という3つの原則にまとめられる。
中国はまた、朝鮮半島の核問題は米朝双方によるものであり、協議のテーブルにつくことが解決の道だとしている。
朝鮮、韓国、米国の切り札を見ると、分かりやすく言えばいずれもけん制・対抗・圧力・威嚇で、戦争ではなく駒集めを目的としている。誰もが戦争を望まないならば、最終的には着席し協議しなければならない。
そのため対話は中国の切り札であり、朝鮮の核問題を解決する最後の切り札でもある。
中国は当初より、協議と対話による問題解決を主張し、各国と連絡を取り、忍耐強く説得し、良きアイデアをもたらしていた。
中国は今後も上述した3原則を維持し、力を合わせ地域内の国益を損ねる活動に反対すると同時に、朝鮮半島情勢の緩和、各国の対話を促進するため努力することになる。しかし対話には相手が必要だ。朝鮮半島の核問題については、米朝双方が理解し、賢明に行動することが重要だ。
中国の朝鮮核問題に関する役割については、米国のアームストロング教授(政治・歴史学)の言葉を借りるならば、「多国間協議による朝鮮問題の平和的な解決の促進について、中国がすでに建設的な役割を演じており、今後もこの役割を演じていくことに感謝するべきだ」と言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
|