【力を失ったアベノミクス】
政府筋によると、安倍内閣の支持率を支えていたのは、アベノミクスによる経済回復への期待感だった。
しかし3年に渡り、日本の国内総生産(GDP)は何度も衰退に陥っており、2%の物価目標も実現の時期が先送りされ、現在も成果が出ていない。日銀はマイナス金利政策を打ち出すと、切れるカードがほとんどなくなった。経済回復は先行き不透明だ。
宮崎議員がスキャンダルで辞任したほか、安倍内閣の重要閣僚、経済再生大臣兼経済財政政策担当大臣の甘利明氏が先月28日、収賄容疑で辞任した。
安倍内閣の支持率が低下しているが、野党も有利とは言えない。世論調査によると、自民党の支持率は前月より4ポイント低下の38.1%となった。民主党は9.3%とほぼ横ばいで、維新の党は低迷している。回答者の35.5%は、「支持政党はない」と答えた。
民主党と維新の党の合流について、回答者の65.9%は必要ないと答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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