-両岸の連携を恐れる関係国
林氏はさらに「太平島以外に、現在ベトナムが支配している敦謙沙洲も本来は台湾のものだ」と指摘。ベトナム船の活動が活発化していることを受け、台湾に属する中洲礁が将来ベトナムに支配されることのないよう、同礁に恒久的な施設を建設して「主権」を示すよう当局に提案した。
だが島内の軍事力では力不足だ。このため台湾島内ではメディアから退役将校、さらには大学教授まで、両岸が協力して南沙諸島を守ることを求める声が止まない。国務院台湾事務弁公室の範麗青報道官は先日の記者会見で「中国は南中国海諸島とその周辺海域に対して争う余地のない主権を有す。これを守る責任は海峡両岸双方にある」と指摘。「両岸による南中国海の共同開発は良いアイディアだ」とも述べた。
関係国は南沙諸島問題で両岸が連携することを非常に恐れている。蔡得勝氏は21日、フィリピン、インドネシア、ベトナムなど周辺国の高官が公または水面下で、大陸と連携しないよう台湾に再三要求していることを明らかにした。
「人民網日本語版」
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