竜巻って、気象状況ですよね。曹操はよくこの竜巻の龍から、英雄の話題を持ち出しました。天下の英雄に対する劉備の論評を聞いてから、劉備が天下を取る野心があるかどうか、という大切なことを試してみたいわけですね。
曹操の危害を恐れて、いつも小心者を装っている劉備は、もちろんなんとかごまかそうとしています。「英雄って、私なんかが、知るわけありません」と何度も言いました。
しかし、曹操はそう簡単にごまかされません。どうしても英雄の名を挙げてくれと強い言います。劉備は止むを得ず、いくつかの人の名を挙げました。袁紹、劉表、孫策、張繍など、当時の有名人たちの名を挙げてみました。
しかし、曹操はいちいち明確な理由をつけて、あれは英雄じゃないと、反駁し、ぐいぐい責めてきています。劉備は、「これらの方々以外には、英雄と言える偉い人を知りません」と話しました。すると、曹操は、「英雄と言うのは、大きな志と優れた策略を持ち、この天下、この宇宙を制覇する志を持つ者だ」と述べました。
「では、誰を英雄と言うんですか?」と、劉備が聞きますと、曹操は劉備を指差した後、更に自分を指し、「今、この世の中には、真の英雄は、君と俺しかいなんだ!」と話しました。