(2)2011年以降、中国語・日本語いずれの著書にも、「北京大学朝鮮半島研究センター研究員」という肩書を入れていた。しかし、今年5月に深センテレビ系インターネット番組「中国時刻」は、「北京大学にはこのような名称の研究部門は存在しない」と報じた。また、北京大学朝鮮語学科も10月31日、環球時報記者に対し、「同学科の朝鮮半島研究センターが加藤氏と共同で研究を行ったことは、過去に一度もない」と実証した。
(3)中国語の著書「中国的邏輯(中国のロジック)」において、「慶応大学SFC研究所上席研究員」という肩書が掲載されているが、実際には、ただの訪問研究員だった。
(4)中国語による自伝「従伊豆到北京有多遠」 (伊豆から北京まで、どれだけ遠いか)」に、小学校3年生の時、柔道を3カ月間だけ練習して全国大会に出場、ベスト4入りを果たした」という記述がある。また、日本語の自伝では、この記述は「半年間練習して出場し、ベスト8入りした」に変えられていた。
文春の記事によると、取材中、何度も加藤氏の携帯に伝言を残し、ショートメッセージを送って事実確認を求めたが、彼からは何の返答もなかったという。
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