自国利益の維持の追求を強める中国の挑戦が目立ってきている。国防予算が大幅増加を続けても、規模を拡大する中国艦隊の主力艦の数と軍事力はまだ米国より劣る。
しかし、インド洋で小部隊が海賊取り締まり活動に参加するほか、中国海軍は注意力をすべて周辺地域に向けている。一方、米国の部隊は世界に分布し、軍事力は実力が伴わないほど延びている。米国がアジア回帰戦略を進め、中国の領海で中国と対抗すれば、米国は一部の地域をあきらめる決断をしなければならないだろう。
就役して半世紀になる米空母「エンタープライズ」が退役することで、米国に残る空母は10隻になるが、メンテナンスと訓練により、米国が常に使用できる空母はわずか5隻だ。
専門家は、ベイエリアの2隻の空母とアジアの1隻の空母を持つ軍事力は、最終的に維持できないと見ている。
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