一方、自民党の連立政権である公明党は「現憲法は優れた憲法であり、人権、環境権など時代の進展に伴い憲法をさらに充実・改善するが最も現実的で妥当」と主張。民主党は「憲法は改正できない法令ではないが、国民の広い理解を得ることが憲法改正の必要条件」と強調した。
この日、東京の護憲派集会には野党や労働組合、宗教団体のほか、個人で自発的に参加した人など約3500人が集まり、憲法改正反対のスローガンを叫びながら太鼓を鳴らしてチラシを配り、皇居近くの公園から繁華街の銀座の街を通りぬけるデモ行進を行った。
民主党の大河原雅子参院議員は「多くの人が平和憲法に誇りを持っている。日本が誤った道を進まないよう団結すべきだ」と集会で訴えた。
社民党の福島瑞穂党首も、日本を永遠に戦争を発動しない国にするため「もし自民党などの勢力が簡単に多数決で憲法改正できれば、いつでも必要な時にいかなる変更でも可能になる」と民衆に憲法改正阻止を呼びかけた。
日本共産党の志位和夫委員長は「憲法は権力を束縛するもので、他の法律と同じように過半数で改正できれば、憲法が憲法でなくなる。憲法改正の『ハードルが高い』のは大多数の国で『常識』だ」とし、「憲法は皆さん自身の権利を守るために存在する。憲法改正が容易でないのには十分な理由がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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