環球時報:閣僚の靖国神社参拝を黙認する安倍首相のやり方は急進的過ぎると考えるか。
石原氏:祖先を祀り拝むのはとても自然なことだ。だが靖国神社は日本が発動した先の戦争の戦犯も祭祀している。日本の政界による参拝が中韓の強烈な抗議を招く最大の原因は、日本政府が中韓両国に日本人の思考方式を説明し、釈明していないからだ。
環球時報:米国もこのほど、安倍氏が中日関係に「面倒を引き起こしている」と述べた。米国の対日姿勢をどう見るか。
石原氏:現在日中関係、日韓関係は緊張しているが、日本の同盟国である米国は日中関係、日韓関係の改善に向けた行動に直接参与していない。もちろん米国は日本と周辺国の関係の緊張を望んでいない。こうした地域的な不安定は米国の力に影響を及ぼす。現在米国は中東地域などの問題に非常に多くの力を費やしているため、日中関係、日韓関係が安定して、地域情勢が緊張しないことを望んでいる。
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