中国は最大の発展途上国、米国は最大の先進国だ。どの観点から見ても、中米関係はグローバルな影響力と戦略的意義を備える。国交樹立後の30年余りで両国関係は歴史的発展を遂げ、両国民に多大な利益をもたらしたのみならず、アジア太平洋地域と世界の平和、安定、繁栄にもプラスの役割を果たした。現在世界ではグローバル化と情報化によって各国間のつながりが一段と緊密化し、各国間の相互依存と利益の融合がかつてない程度にまで進んでいる。新たな情勢の下、各々の経済発展から世界経済の回復推進まで、焦点となる国際・地域問題の処理から様々なグローバルな試練への対応まで、中米両国は幅広い利益を共有し、広大な協力の空間を有している。もちろん中米間にはいくつかの溝や問題もあり、実効性ある管理・コントロールを行ない、適切に処理する必要がある。
首脳会談期間中、両国の指導者は重大な戦略的問題について幅広く、踏み込んで意思疎通を行ない、相互理解を深め、戦略面の相互信頼を強化し、実務協力を推進し、相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく協力パートナーシップの共同建設、新型の大国間関係の構築について指針となる意見を打ち出す。現在中米双方は首脳会談の準備を急ピッチで進めている。双方の共同努力の下、会談は重要で積極的な成果を上げ、今後の中米関係の発展に新たな原動力を与え、中米両国民および世界の人々をより良く幸福にすると信じている。
「人民網日本語版」
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