安倍晋三首相はエジプト訪問中の17日、イスラム国の影響を受ける中東地域に25億ドルの経済支援を提供すると表明した。安倍首相は今回、エジプト、ヨルダン、イスラエル、パレスチナを訪問する。エジプト訪問は2007年5月の初訪問より7年半ぶりとなった。
共同通信社は17日、安倍首相はカイロで日本とエジプト両国の政府や企業関係者らを前に演説し、中東のインフラ整備などに新たに25億ドルの経済支援を表明したと報じた。安倍首相は、「日本政府は国際協調に基づく積極的平和主義の旗印を高く掲げており、2年内に22億ドルの経済支援を提供する約束を実現した。中東地域全体を対象とし、人道支援、インフラなどの非軍事分野の新たな支援を提供する」と強調した。
18日付の日本経済新聞によると、30数社の日本企業の責任者が安倍首相に随行した。エジプトのシーシ大統領は、スエズ運河の地域開発およびエネルギー協力に日本が参与することに期待を示した。
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