日本最大野党の民主党は1月18日午後に代表選挙を実施した。民主党元代表、現代表代行の岡田克也氏が当選し、安倍晋三首相が率いる自民党と日本の指導権を争う重責を担った。
岡田氏はイオングループの「おぼっちゃま」で、そのステータスがよく話題にされる。岡田氏の少年時代に、イオングループは草創期にあった。幼い頃に苦しい生活を強いられた岡田氏は、「金があればなんでもあり」といった悪臭に染まっておらず、むしろ質素倹約の家風の影響を受けている。日本メディアの報道によると、岡田氏は議員と食事をする時もワリカンの習慣を貫いているという。
一人の指導者が適任か否かを判断する場合、個人的な徳に注目するだけではなく、整った政策理念を持つかを見るべきだ。中国にとっては、中日関係に直接的に影響を及ぼす問題に対する岡田氏の態度に注目するべきだ。岡田氏は2005年6月2日の衆議院予算委員会で、戦後公職として「悪霊」参拝の回数が最多になった小泉純一郎元首相に異議を唱え、第二次世界大戦のA級戦犯が祀られている靖国神社の参拝を停止するよう求めた。
歴史問題において、岡田氏は日本は侵略を反省した村山談話を基礎とし、中韓両国と歴史教科書を共同編纂し、歴史の共通認識を模索するべきと強調している。安倍首相が積極的に進める安保改革に対して、岡田氏は「日本を戦争に巻き込むことを目的とする憲法改正には断固反対する」と表明した。岡田氏はまた、「安倍政権の集団的自衛権の行使という政治的な意図には同意できない。日本の安全保障環境は安倍首相が誇張するほど深刻ではなく、我々はむしろアジアの平和がなければ日本の未来はないことを認識する必要がある」と指摘した。
上述した理念から、岡田氏は現在の右翼・保守主義が幅を利かせる日本の政界における穏健派であることが分かる。岡田氏は今回の代表選挙で党内の左翼、旧社会党の議員から支持を獲得し、最終的に当選を決める重要な要素になった。
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