【胸の痛みは謝罪にあらず】
安倍首相が講演した当日、ハーバード大学の学生と慰安婦の被害者が会場の外に集まり、プラカードを掲げてスローガンを叫んだ。参加者は安倍首相に対して歴史の事実の否定をやめ、日本軍の第二次大戦中の暴行について明確に謝罪するよう求めた。
これらのプラカードには、「アベ、否定をやめよ、今こそ明確に謝る時だ」「胸の痛みは謝罪ではない」「お前の否定は彼女たちをもう一度殺すようなもの」と書かれていた。
デモ参加者は会場正門の道路に立ち、安倍首相に裏口から入場させた。日本軍に慰安婦にされた韓国人、第二次大戦の生存者である李容洙(イ・ヨンス)さん(87)は車いすに乗り、手に「私は日本軍の性奴隷の罪の生存者」と書かれたプラカードを持っていた。
李さんは、「一国の首相は何も間違ったことをしていなければ、堂々と正門から入るべきだ。安倍は何を恐れているのか?」と述べた。
歴史学者は、日本によって強制的に慰安婦にされた被害者が、アジアに約20万人存在すると推算している。ハーバード大学の学生のエリック・ゴラルさんは安倍首相の講演後、「安倍首相は聴衆からの慰安婦に関する質問を明らかに避けていた、回答には非常に失望させられた」と述べた。
批判者は、「安倍首相には米議会で演説する資格はない。安倍首相は日本の侵略の歴史を書き換えようとしており、慰安婦の強制性を認めておらず、被害者への賠償に応じていない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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