
(8)永暑礁などの島・礁への中国による科学観測所の設立は、国連の関連組織を通じて提出されたものである。中国が南海で海上公共インフラを設立しているのは、マレーシア航空事件のような飛行機事故や海難に対応し、海上の航行安全を保障するためである。平和目的に用いる国際公共物に対し、米国はなぜ横から干渉しようとするのか。軍隊を派遣する法的な根拠は何か。日本が東海で沖ノ島を拡張し、南海で一部の国が島・礁上の地理的な状況を変えているのに対し、米国はなぜ何も言わないのか。
(9)アジア太平洋地域は世界経済の成長を引っ張るエンジンであり、米国の対外投資の半分以上を占める。経済成長地点の半分以上はアジア太平洋にある。アジア太平洋地域で一旦動揺が起こり、経済的なエンジンに問題が発生することは、世界や米国にとって良いことなのか、それとも悪いことなのか。
(10)米国の戦略的な秤の上では、中国と、私益のために言いがかりをつける小国と、どちらが重く、どちらが軽いのか。少しでも戦略的な頭脳があるなら、米国の政治家にとってもわかりきったことである。
以上は脅しではなく、善意からの呼びかけであり、カーター国防長官の乱暴な発言の結果を合理的に推論したものである。プラグマティズムの国である米国が慎重に行動することを信じている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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