――今回の取材を通じ、私たちはミクロ的な面から、革新・創業が所在地の発展を促進することを強く感じました。マクロ的な面から見ると、大衆革新・創業は新常態(ニューノーマル)を迎えた中国経済の発展に、どのような影響をもたらすでしょうか?
万氏:「大衆創業、万衆革新」は中国経済の発展のために、新たな原動力を蓄積する。中国経済は成長率のギアチェンジ、構造改善、原動力の交換という新常態を迎えている。「大衆創業、万衆革新」は大衆創業者が新技術を活用し、新製品を開発し、新たな需要を創造し、新たな市場を育成し、新業態を形成し、経済発展に尽きることなき原動力と活力を注ぎ込むことを奨励する。
大衆革新・創業は「中高速」を維持する新たな原動力だ。消費拡大の需要から見ると、大衆革新・創業の促進は、市場の需要を中心とする創業環境の形成を加速する。これは創業者が個性的で多様な消費の需要を満たす高品質のニッチ商品を製造し、産業の「ロングテール」に埋蔵されている金鉱を掘り当て、新たな消費の潜在力を十分に刺激し引き出す一助となる。投資拡大の需要から見ると、大衆革新・創業は民間資本を新技術・新製品・新業態・新ビジネスモデルに向け、新たな投資の余地を切り開き続け、投融資の手段を変え、経済の中高速成長を維持する。
大衆革新・創業は「ミドル・ハイエンド」にまい進するための新たなルートでもある。大衆革新・創業は、インターネットやスマート製造などの新興産業、および伝統産業・新興産業の融合において無数の草創期の企業を育成し、新たな産業の形態を生み、新たな経済成長源を育むことができる。また伝統産業のモデルチェンジ・アップグレードをけん引する一方で、草創期の企業をふるいにかけ堂々たる科学技術の「小さな巨人」に成長させ、産業構造をミドル・ハイエンドに邁進させる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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