原則的な問題には、中間のグレーゾーンは存在しない。二股をかけるような政治的姿勢は、責任ある態度だろうか?安倍談話の一部の内容は、侵略を否定し謝罪を拒否する政治勢力に明らかに迎合しており、若者をミスリードするような部分も含まれている。厳粛なる態度で向き合うべき歴史問題に、票集めという政治的私心を挟むことができようか。
日本の若い世代の歴史観が、これによってミスリードされることはあるだろうか。日本は平和的発展の道を歩み続けることができるだろうか。日本人は、すでにこれを懸念している。日本政府の解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に抗議するデモ行進に参加した人は、「私は自分の子供を人殺しのため戦場に送り込むことも、戦争によって死なせることも絶対に許さない」と言い切った。「学生を再び戦場に送り込んではならない」これは日本人が集団的自衛権の行使に反対する際に何度も掲げたプラカードだ。5人の元首相は先ほど、安倍首相が国民を無視し、日本の立憲主義を破壊していると批判し、安保関連法案の即時撤回を求めた。200人以上の憲法学者が連名で声明文を発表し、安保関連法案が憲法9条に違反していると指摘し、廃案を強く求めた。日本人による安保関連法案に反対するデモ行進が、現在も続けられている。
日本人は侵略の歴史と徹底的に決別した、平和的発展の道を歩み続ける国、歴史を正視し国際社会に溶け込み、世界から尊重される国で生活することを強く願っている。日本政府はこれに対して責任を負い、実質的な行動により国際社会に対して、歴史問題に関する厳粛な姿勢を示し、約束をするべきだ。関連する問題を適切に処理し、アジアの隣国と国際社会から真の信頼を勝ち取るべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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