これに関連して天津市環境保護局の包景嶺総工程師は16日、「事故現場はすでに鎮火しており、大規模な爆発が再び起きることはない。近隣地区の大気や住民の飲料水が影響を受けることはなく、シアン化ナトリウムの汚染問題も心配する必要がない」と述べた。
また環境保護問題の専門家も「渤海湾上空の空気の流れ(時計回り)や北京と天津との距離(100キロ以上)から考えて、天津の爆発事故の影響が北京の大気に影響することはありえない」と指摘している。天津市の何樹山副市長は17日、「シアン化ナトリウムの収集処理作業はほぼ完了した。爆心地とその周りの土手部分を含む0.1平方キロと、そこから半径1キロまでの地域では厳格な作業が実施された。周辺の河川の水質や大気の質も基準値の範囲内であった」と説明している。
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