中国の王毅外相は17日に北京で、オーストラリアのビショップ外相と第3回中豪外交・戦略対話を開催したあと、共同記者会見を開いた。王外相は、朝鮮半島の核問題の難局をいかに乗り切るべきかという質問に対して、次のように回答した。
最近一部の人は、イランの核問題と朝鮮半島の核問題を比較している。イランの核問題の解決は、国連安保理決議の実施と同時に、対話と協議を10年間続けてついにまとめられた、全面的な協定によるものだ。しかし半島の核問題については、六カ国協議が8年も途絶えている。これは今日、誰もが望まなかった局面に陥った原因だ。我々は安保理決議を議論・推進すると同時に、協議の再開に関する問題を検討しなければならない。
朝鮮は核実験と衛星打ち上げにより、安保理決議の違反を繰り返したため、その代価を支払わなければならない。安保理は協議を加速し、新たな決議案を形成し、朝鮮が核兵器開発の道を歩み続けることを防ごうとしている。同時に各国は協議再開の努力、朝鮮半島の平和と安定に対する責任を放棄してはならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
|