■ルールの核心を知らない日本人
日本へ来て、日本は私が想像していたのとは完全に違うことを発見した。まず、日本社会は効率が極めて悪い。第二に、日本人は一般的に責任感に欠ける。第三に、人権の蹂躙が日常化している。
日本に来たことのない中国人は皆、日本人が規則を遵守するという伝説を聞いているが、しかしこの規則を守るグループが逆に規則の核心を理解していない。例えば大学が博士課程の学生を募集する場合、ドイツでの流れは自分で教授に連絡し、テーマと研究計画書を提出し、多くの場合はインターネットを通じた面接でよい。しかし日本の事務関係者は一連の煩雑な手続きを生み出し、志望説明書やその他の様々な書類を記入しなければならず、様式は厳格で1文字の書き間違いも許されない。
実際、最終的に入学を決定するのは事務関係者ではなく教授会なのだ。なぜ彼らは手続きをこれほど複雑にするのか。学生も面倒に感じるだろうが、彼らの方がもっと面倒ではないのか。理由は「不信感」にある。
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