日本の政権を握る自民党とその盟友である公明党は21日に行われた参議院選挙で勝利し、長年日本の政治界を悩ませていた「ねじれ国会」が終結した。「アベノミクス」の発揮した短期的効果は自民党が勝利した最大の動力の一つだが、「アベノミクス」の持続可能性は安倍政権が長期的且つ安定できるかどうかを決定する「生命線」になる。
いわゆる「アベノミクス」とは日本の安倍晋三首相が昨年末政権の座について以来打ち出している経済政策を指し、その三大支柱は大幅に緩和された大胆な金融政策、機動的な財政政策、および構造改革を中心とした経済成長戦略だ。
日本経済に現在現れている復活の兆しは、主に日本中央銀行が打ち出している大幅に緩和された金融政策の拝受にあると言ってよいだろう。参議院選挙後、安倍政権の目前に置かれた二つの経済の難題は、一つは構造改革をいかに効果的に推し進め、成長戦略目標を達成するかで、二つはいかに収入の道を拡充し支出を節減して、財政再建を実行するかだ。