日本の最大野党・民主党は1月18日午後に東京で臨時党大会を開いた。岡田克也代表代行は元幹事長の細野豪志氏を破り、代表に選出された。岡田氏は歴史認識問題で、日本は過去の過ちを認め、アジア諸国と未来志向の関係を構築すべきとしている。岡田氏はまた安倍晋三首相の憲法観を疑問視し、集団的自衛権の行使容認に反対しており、民主党の自力再建を目指している。岡田氏は当選後の記者会見で、経済政策、戦後70周年の談話、安全保障法制などで安倍政権と争うと表明した。
新代表日本はアジア諸国と堅固な関係を構築すべき
昨年12月14日の衆院選で、自民党が475議席のうち290議席を、公明党が35議席を占めた。最大野党の民主党は73議席に留まった。今回の衆院選は、自民党の「一強多弱」の状況を強めた。民主党は国民の信頼回復を実現できなかった。民主党の議席数はやや増加したが、劣勢を立て直しておらず、100議席の目標を達成できなかった。海江田万里前代表も、落選により辞任した。
安倍晋三首相は国民の反対を顧みず、集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、侵略と植民地支配の否定を試みる発言を繰り返している。多くの国民と識者は日本の政治の現状を懸念しており、自民党に対抗しうる政治勢力の登場に期待している。
岡田氏は決選投票の演説で、安倍首相が村山談話を全体的に継承すると発言しながらも、侵略と植民地支配を認めようとしていないことを批判した。岡田氏は、「歴史認識は日本にとって非常に重要だ。日本は過去の過ちを徹底的に認めるべきだ。これは日本にとって誇らしいことだ。日本は過去の過ちを徹底的に認めた上で、戦後70年に渡り歩んできた平和を求める道を基礎とし、未来を見据え、アジア諸国と堅固な関係を構築すべきだ」と表明した。
衆議院議員の高木義明氏は代表選出後、記者の取材に応じた際に、「岡田氏が民主党を率いて、間もなく召集される通常国会で安倍政権に対抗することに期待している。岡田氏が演説の中で発言したように、日本は過去の歴史を清算し、過去の侵略と植民地支配を徹底的に反省するべきだ」と話した。
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