■日本人は第二次世界大戦を忘れていない
多くの中国人は日本人がすでに第二次大戦を忘れたと思っているが、事実は異なる。NHKのドキュメンタリーシリーズでは、多くの当事者が戦争について様々な回想を行い、策略の失敗を悔やんでいる。彼らの多くは戦術について反省している。
去年の日本のある番組で1940年代の戦闘機について特集したものがあった。アナウンサーはこの新発明が「大東亜戦争」で使われなかったことは残念だ、もし使われていたら結果は異なっていただろうと語った。こうした言論は日本でのみ公開の場で行うことができる。ドイツでなら、反人類的な言論であることは間違いない。
今年日本では「永続敗戦論」という書が出版された。作者は日本の戦後は一貫して侮辱された状態に置かれており、まず民族の利益や解放があって初めて他国に謝罪することができるとしている。私は、日本の朝野ではすでに統一的な歴史観が形成されていると考える。相談するまでもなく統一的なのだ。
日本の一般家庭の墓碑はいずれも大きくないが、数十の特別大きなものがある。元陸軍小隊長らの墓だ。中国の読者もご存知と思うが、日本側は現在にいたるまで南京大虐殺の数字を疑っている。実際、1960年代から70年代のドイツでも似た様な話しはあった。1984年に連邦ドイツ憲法は、こうした言論は公共の場では登場してはらなないとし、またこうした言論を「アウシュビッツのウソ」と呼ぶことを規定している。
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